Twitter のアカウントをひとつにするか複数にするか

  担当Y

企業の営業・広報活動の一環としてTwitterのアカウントを運用しようとするときに気になる「アカウントをひとつにするか複数にするか」という問題について考えます。

企業の営業・広報活動の一環としてTwitterのアカウントを運用しようとするときに気になる問題があります。 それは、アカウントをひとつにするか複数にするかということです。 結論は10年以上前のblog 全盛期にblogに対して出たそれと変わりありません。 営業・広報活動としての効果を高めるには複数のアカウントに分割して運営する必要があります。 アカウントを分割することによって顧客のコンテンツに対する理解を助けます。コンテンツを顧客に分かりやすく示すためには個々のテーマを「カラー」として強く明確に提示する必要があります。そして、そのカラーに基づいてコンテンツを色付けすることで初めて顧客はそのコンテンツが何かを理解することができます。

アカウント分割の基準

分割の方針についてはいくつか考えられますが、企業の広報活動のために用いるのであれば例えば次のような分割の基準が考えられます:

  • 運営単位
  • 役割

運営単位で分割すると例えば次のようになります:

  • 会社
  • ブランド
  • 製品

役割で分割すると例えば次のようになります:

  • プレスリリース用
  • 自社コンテンツへの誘導用
  • 交流用

役割で分割するひとつの基準としてユーザーとの距離感が挙げられます。これを意識的に操作することはTwitterのアカウント運用で重要です。例えば、交流用アカウントでは以下のようなことを考えます:

  1. ユーザーに近い距離感を持ったアカウントでフォロワーを集める
  2. フォロワーを集めた上でインフルエンサーとして作用させる

上記のような手順を踏むことで、ほかのアカウントのフォーマルなコーポレートイメージを維持したまま、メッセージをリーチさせる範囲を広げることを狙います。

妥当性や有効性についての議論さておき、十分考えられる戦略です。

そうは言っても

そうは言っても、現実には難しい場合があります。これには主に2つの理由が考えられます:

  • 分割するほどコンテンツ量がない
  • 複数アカウントを同時に運用すると管理コストが増大する

分割するほどコンテンツ量がない場合は1アカウントで運用していくしかありません。投稿に十分な流量がなければ存在を認識してもらえません。特にTwitter では一度投稿されたものは時間経過に従って押し流されて存在が見えなくなってしまいます。そのため、常に単位期間当たりの投稿数を一定水準で確保しなければなりません。これはTwitter で営業・広報活動を行っていくための最低条件です。

管理コストが増大する理由は以下の通りです:

  • アカウントの切り替えが面倒
  • 投稿先を間違わないように注意しなければならない。

これらの問題はツールの導入などの環境の整備である程度低減できます。

管理コストを低減する方法には例えば次のようなものがあります:

  • Google Chrome のユーザー切り替え機能を使用する
  • 複数アカウント対応のtwitter クライアントを使用する

Google Chrome にはユーザー切り替え機能が搭載されています。これはユーザーごとに独立したcookieを保持します。そのため、あるGoogle Chrome のユーザーではTwitterのアカウントAに、別のGoogle Chrome のユーザーではTwitter のアカウントBにログインした状態を作ることができます。この方法はTwitterに限定せず様々なウェブサービスに対して利用可能です。

当然、複数アカウント対応のtwitterクライアントを使用すればユーザーの切り替えを素早く行うことができます。複数アカウント対応のtwitterクライアントには例えば次のようなものがあります:

  • TweetDeck
  • Hootsuite
  • メチャツイ

TweetDeckはTwitterの公式クライアントのひとつです。Webアプリ版とMac OS Xのネイティブアプリ版があります。

HootsuiteはTwitter に限定せず様々なソーシャルメディアを集中管理するためのシステムです。企業内である程度の規模のプロジェクトとしてソーシャルメディアの複数のアカウントを運用することを志向したものです。そのため、使い手によっては複雑で膨大すぎると感じるかもしれません。

メチャツイはFromeの運営元が作成した予約投稿専用Twitterクライアントです。これはWindows 用のネイティブアプリのみが存在します。カレンダー形式の表示で投稿予約の作成と編集ができます。

複数アカウント対応のtwitterクライアントを使用しているときに注意したいのが、投稿先を間違えてしまうことです。特に、個人的にtwitter をやっている人が間違って業務用のアカウントに個人アカウント用の投稿をしてしまうことは何としても避けなければなりません。この時、「気を付ける」という対策は全くあてにならなりません。自然に間違いが起こりづらくなるような施策が必要です。業務用のアカウントへ投稿する場合には即時投稿は極力避けるべきです。このためにメチャツイは予約投稿専用ですし、Hootsuite は上長承認機能を備えています。

まとめ

理想は複数アカウント運用です。しかし、現実には難しい場合があります。これは複数アカウントを同時に運用すると管理コストが増大するためです。管理コストが増大する理由は以下の通りです:

  • アカウントの切り替えが面倒
  • 投稿先を間違わないように注意しなければならない。

これらの問題はツールの導入などの環境の整備で低減できます。


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